平成15年10月21日
避難器具用ハッチの認定細則第2条第1項(2)に定める品質管理及び「避難器具用ハッチ工場立入調査要領」(3)の品質管理は、次に定める基準に準じて実施するものとし、別紙品質管理状況調査表に準じて管理されるものとする。
- 適用の範囲
- この基準は、○○株式会社において製造する避難器具用ハッチ(以下「ハッチ」という。)について、組織的かつ計画的な品質管理と、その実施方法を定める。
- 業務分担
- 品質管理の計画及び実施の業務分担は、次のとおりとする。
- 品質管理の社内基準の遵守
- 品質管理計画の立案
- 品質管理及び標準化推進の社内教育
- 製造工程の管理
- 製造設備、検査設備等の管理
- 材料、資材の購入及び保管
- 製品の保管
- 検査
- 品質の保証
- 品質管理委員会
- 品質管理、標準化に関する事項について、製造責任者が主宰する品質管理委員会(以下「委員会」という。)を設ける。
- 委員会の委員長は、ハッチの製造及び品質管理に係る管理職を工場長が指名する。
- 委員長は、委員会を主宰し、会の円滑な運営を図る。
- 委員会は委員長を主宰し、原則として毎月1回開催する。
- 委員長が必要と認めた場合は、委員以外の者の出席を求めることができる。
- 委員会の確認事項
- 品質管理計画の立案
- 品質管理及び標準化推進の社員教育
- 製造工程の管理
- 製造工程の分析
- 製造設備、検査設備等の管理
- 材料、資材の購入及び保管
- 製品の保管
- 検査
- 品質の保証
- 品質管理の社内基準の遵守
- ハッチ製造に係る関係の各担当の部署は、社内基準に基づき遂行するが、これにより生じる不合理な点、又は品質の低下に結びつく事項等については、改善案として委員会に提案する。委員会においては、この提案の審議を行い、工場長の決裁を経た後、当該案の改訂を関係部署に提示し、社内基準に基づき遂行するものとする。
- 品質管理計画の立案
- 各製造工程において、安定した規格品質を保持し、需要者から信頼されるハッチを供給するために、担当部署は互いに協力し合い品質管理計画を立て、委員会に提案し、審議する。その結果を工場長の決裁を経て実行するものとする。
- 品質管理及び標準化推進の社員教育
- 担当部署は、品質管理及び標準化推進のために、新入社員計画、課内、課外教育を必要に応じて実施する。
- 製造設備、検査器具及び設備の管理
- 製造設備の管理は、機械装置や工具類に障害を防止するためのものであり、社内規定の定めるところにより実施する。
- 材料、資材の購入及び保管は、設計図書に従い社内の関せ規定により、購入及び保管する。
- 検査
- 検査は、QC工程表及び検査作業標準書により実施する。
- 品質保証
- 出荷時及び出荷後のハッチは、検査作業標準書により保障する。
- ハッチの製造経歴の追跡
- 経歴の追跡はハッチに貼付された製品型式、製品番号及び製造年月をもとに行う。
- 実施
- この基準は、平成15年12月1日から実施する。